岳温泉の湯が週1日だけ乳白色に!? “ミルキーデイ”のヒミツ大公開

週1日だけ楽しめるスペシャルな“ミルキー風呂”

こんにちは、岳温泉観光協会です!

 

安達太良山麓にある岳温泉の湯は、全国でも珍しい酸性泉。慢性皮膚病、切り傷、火傷などに効能があるほか、天然の保湿成分「メタケイ酸」を豊富に含む“美肌の湯”としても知られています。

 

さて、この岳温泉自慢の上質な酸性泉、普段は若干の湯の花が舞う透明なお湯なのですが……

 

 

1週間に1日だけ乳白色のにごり湯になるんです! 人呼んで“ミルキー風呂”です!!

 

 

岳温泉がミルキー風呂になる日は“ミルキーデイ”と呼ばれていて、最近この日を目当てに訪れる方が増えているんですよ。

 

上と下の写真は、同じ旅館の大浴場。もちろん源泉は同じです。入浴剤を入れているわけでも牛乳を流しているわけでもありません。100%源泉掛け流しの温泉です。

 

では、いったいなぜ透明なお湯が週に1日だけミルキー風呂になるのでしょう?? 不思議ですよね。

 

 

そこで今回は、気になる岳温泉ミルキーデイのヒミツを大公開しちゃいます!

 

源泉から8kmもの距離を「引き湯」されて届く酸性泉

岳温泉は安達太良山麓の標高約600mの高原に位置していますが、その源泉は安達太良連峰の鉄山(てつざん、標高1,709m)直下、標高約1,500mの地にあります。実はこれが、ミルキーデイのヒミツを解く鍵なのです。

 

 

岳温泉のお湯は、源泉から温泉街まで標高差約900m、約8kmもの距離を「引き湯」されてきています。源泉は酸性度が高く硫黄成分が濃いのですが、約40分かけて山肌を流れ下る間に適度に湯もみされ、肌にやさしいやわらかなお湯となって各施設の湯船に注がれます。

 

引き湯によって届けられる岳温泉を守っているのは、その名も「湯守(ゆもり)」と呼ばれる方たちです。

 

 

湯守の皆さんは山の雪がとける5月半ばから雪が降る11月上旬まで、天気がよければ毎日源泉地帯に行って源泉の管理やメンテナンスをしています。源泉地帯へ至る登山道の整備や草刈りなども、湯守の大切な仕事です。

 

 

 

「湯花流し」をすると透明な源泉が乳白色に!

湯守のメインの仕事に「湯花(ゆばな)流し」があります。岳温泉の源泉は硫黄をはじめとする温泉成分が濃く、空気に触れるとすぐに温泉が流れる樹脂パイプ内に湯花が付着してしまいます。放っておくとパイプが詰まって温泉街にお湯が届かなくなってしまうため、1週間に一度は必ずパイプ内の湯花を落とす必要があります。これが湯花流しです。

 

湯花流しは冬でも欠かすことができません。湯守の皆さんはスノーシューを履いて源泉地帯まで歩いていき、雪の中から源泉や点検口を掘り出して湯花流しを行います。

 

 

湯花流しをすると、こそげ落とされた湯花で普段は透明なお湯が乳白色のにごり湯になります。

 

 

もうおわかりですね? そう、これがミルキー風呂、そしてミルキーデイのヒミツです。

 

湯守が毎週1回、源泉地帯で湯花流しをする

こそげ落とされた湯花で乳白色になった源泉が麓の岳温泉に届く

各施設でミルキー風呂が楽しめる

 

というわけです。

 

 

湯花たっぷりのミルキー風呂は肌あたりがまろやか

岳温泉のお湯は基本的にさらりとした肌あたりなのですが、温泉成分をたくさん含んだ細かな湯花たっぷりのミルキー風呂はまろやか~✨になるのが特徴。やわらかなお湯にやさしく包まれる心地よさに、つい長湯をしたくなってしまいます(注:のぼせないようにほどほどにしましょう)。

 

 

硫黄の香りもいつもより強く、温泉気分を盛り上げてくれます。なによりいつもの岳温泉とは違う乳白色のにごり湯に、テンション爆上がりすること請け合いです!

 

 

湯上がりにはビール……もいいですが、ミルキー風呂の後はやはりミルクといきましょう。火照った身体に冷たい牛乳がしみます。く~、うまい!!

 

 

“ミルキー足湯”や幻想的な緑ヶ池散策もおすすめ

ミルキーデイには、温泉街散策もいつもとひと味違うスペシャルバージョンになります。

 

まずは温泉街から鏡ヶ池公園に至る桜坂の途中にある足湯。普段は透明な源泉が掛け流しされていて、湯船の底やパイプが見えているのですが……

 

 

ミルキーデイにはここもミルキー風呂になります。湯船の底はおろか、足も見えないくらいの完全なにごり湯にまたもやテンション爆上がりです! 散策の途中にひと休みして、週に一度の“ミルキー足湯”にのんびり浸かりましょう♪

 

 

もう一つ、ミルキーデイに岳温泉に来たら、ぜひ足を運んでみてほしいのが鏡ヶ池公園の隣にある緑ヶ池です。源泉地帯から引き湯されてきたお湯は最終的にこの池に注がれており、ミルキーデイには湯花をたっぷり含んだお湯が流れ込みます。

 

すると木々の緑を映すエメラルドグリーンの水面に乳白色の美しい模様が描かれるのです。

 

 

こんな幻想的な光景に出合えるのも、ミルキーデイだけの特別な体験です。新緑、深緑、紅葉、雪景色と、四季折々の彩りを映し出す緑ヶ池とミルキーデイのコラボ。条件が揃えばSNS映えする写真を撮影できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

ミルキーデイの情報は観光協会のSNSでチェック!

湯花流しは真冬も含めて一年中行われるため、ミルキーデイも一年を通して毎週あります。岳温泉観光協会では湯花流しの日をSNSで事前にお知らせしているので要チェックですよ。

 

各施設の湯船がミルキー風呂になるのは午前10時30分頃から。基本的にその日1日乳白色のにごり湯を楽しめます。季節やその日の天気によって時間が前後することがあるので、詳しくはお問い合わせくださいね。

 

ちなみに岳温泉はワーケーション(※)にもぴったり。仕事をがんばった後は美肌の湯でリフレッシュ、なんて最高ですよね。

 

 

1週間滞在すれば、いつもの岳温泉もミルキー風呂も両方楽しめて超お得ですよ♪ ぜひ岳温泉にワーケーションに来てくださいね。お待ちしています!

 

 

※ワーケーションとは、「ワーク」 と「バケーション」からつくられた造語。テレワーク(リモートワーク)を活用して、観光地やリゾート地で休暇を楽しみながら仕事をする新しい働き方です。

 

※一年を通して湯花流しをはじめとする過酷な作業を行い、岳温泉を守る湯守たち。その詳細については「#ふらっとよりみちあだたら」の記事をご覧ください。

 

安達太良山の恵み・岳温泉を守る「湯守」の物語

https://www.adatarayama-tozan.com/column/677/

 

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